明治神宮は東京のド真ん中にありながら、約70万㎡という広大な鎮守の杜を持つ、今も多くの人々が訪れる都会のサンクチュアリです。創建から百年余りと神社として歴史は浅いながらも、なにゆえ都内有数のパワースポットとなりえたのでしょうか?
また「明治神宮には行かない方が良い」とか「清正の井はヤバくて危険」などネガティブな口コミが散見されるのは何故なのでしょうか?
今回は明治神宮の正しい参拝方法と、ネガティブな口コミの理由について解説したいと思います。
明治神宮とは?

明治神宮は、第122代天皇の明治天皇と昭憲皇太后(明治天皇の皇后)を御祭神としています。
明治45年(1912)に明治天皇が、大正3年(1914)に昭憲皇太后が崩御された時、国民から御神霊をおまつりして御聖徳を永久に敬い、お慕いしたいとの熱い願いが沸き上がりました。神社創建にあたっては全国から多くの寄付や募金が行われ、献木された約10万本を植栽し「鎮守の杜」は造られました。境内はそのほとんどが全国青年団の勤労奉仕により造苑整備され、御祭神とゆかりの深い代々木の地に創建されました。
明治神宮が都内有数のパワースポットとなった理由
箱根神社の公式ホームページには、神道の名言「御成敗式目」の一節が紹介されています。
神は人の敬によりて威を増し 人は神の徳によりて運を添ふ
この言葉は「神様は私共の尊崇・感謝と祈願をお受けになられて御威光を輝かされ御神威を高められます。私共は、力を増された神様の御神徳、即ち、生きる力・元気の源をいただいて幸せに進んで行けるのです。」というものです。
この武家の憲法ともいえる「御成敗式目」の言葉を知れば、明治神宮が如何にして都心のパワースポットになり得たのか、ご理解いただけると思います。
明治神宮は明治陛下をお慕いする熱い思い、国民の願いで創建された、非常に珍しい御社といえましょう。このように多くの人々の心から崇敬した思いが凝結すると、神様の御神威が高まり、参拝する人々にも素晴らしい御神徳をいただけるのです。
パワースポットの必須条件

有力な神社には必ず「鎮守の杜、池、泉」があります。なぜならば、神様のお使いとなる御眷属(龍神や蛇神など)がおられる所だからです。箱根神社のある芦ノ湖の湖畔に有名な九頭龍神社があるように、特に水気のある場所には御眷属が居つきやすくなります。
毎分60リットルの湧水が一年中絶えることのない「清正の井」や「南池」には御眷属の神々様が居て当然のことなのです。 スマホの待ち受け画面に「清正の井」の写真を使ったら、良い事が起きたとか、開運したという話があるのは、御眷属の御神徳によるものでしょう。
正しい参拝の順番
前述したとおり、有力な神社には御祭神の他、龍神や蛇神などの御眷属がおられます。日本の神道は主従関係が厳しい縦社会なので、まずは主である御祭神が御祀りされている本殿を参拝し、その後に従である御眷属のおられる「清正の井」や「南池」のある御苑に行くのが正しい順番といえます。
ネガティブな口コミの真相

御苑内には御社がないため庭園にしか見えませんが「御眷属のおられる神域なんだ」という気持ちで、失礼にならぬよう散策してください。 「清正の井に行った後、悪いことが起きた」等の口コミは、この理解が足りず、観光地気分でワイワイと騒ぎながら散策した人たちでしょう。
御眷属の龍神や蛇神は現実界に近い存在のため霊験もあらたかです。それだけに立て別けが厳しく、礼と筋道を違えると戒めも強烈になります。
アクセス方法
1.電車でお越しの方
- 小田急小田原線「参宮橋駅」から徒歩約9分
- JR山手線・中央・総武線・都営地下鉄大江戸線「代々木駅」から徒歩約10分
- 東京メトロ副都心線「北参道駅」から徒歩約10分
- JR山手線「原宿駅」から徒歩約12分
- 東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前駅」から徒歩約12分
2.車でお越しの方
明治神宮の住所は代々木神園町1-1ですが、カーナビに設定の際は便宜上、代々木1-1-2で入力してください。 駐車場が混雑している場合があるため、公共の交通機関をご利用することをお勧めします。
第一駐車場
北参道入口から明治神宮の代々木口へ入り、警備員へ参拝の旨を伝えると「駐車許可証」をもらえますので、指示に従い第一駐車場へ進みます。参拝者は無料で駐車することができます。
3.自転車やバイクでお越しの方
各参道口に自転車やバイク置き場があります。
各入口から御本殿まで徒歩で約10分かかりますので、時間に余裕を持ってお出かけください。また、境内は車道を徐行してください。野生動物が飛び出すことがありますので御注意ください。
まとめ:明治神宮に行かない方がいい?都内有数のパワースポットになった理由

明治神宮は都心にありながらも、本当に神居ます社(やしろ)です。それゆえ、観光地に遊びに行くような気持ちで参拝するのはやめた方がいいでしょう。礼節を欠いた行為は厳しい戒めとなって自分に返ってきます。逆に、礼節を持って参拝すれば、素晴らしい御神徳を授けていただけるでしょう。
現在の明治神宮は多くの外国人観光客が訪れる場所となり、残念ながら心静かに参拝できなくなってしまいました。参拝するには観光客が少ない早朝をおすすめいたします。明治神宮は日の出と共に開門し、日の入りに合わせて閉門するため、月により開門と閉門の時間が異なります。ご確認の上お出かけください。


